展覧会

語りかけるかたち
島田章三展

2002年2月23日 (土) 〜 2002年3月24日 (日)

休館日 水曜日


日常に遍在する「かたち」を追求して、現代 日本の洋画界に独自の世界を築いた画家、島田章三の展覧会を開催いたします。 島田章三は1933(昭和8)年、現在の 横須賀市大津町に生まれました。少年時代から絵を描くことに熱中し、東京芸術大学在学中に国画会に初出品した《ノイローゼ》が、国画賞を受賞し、3年後には、27歳の若さで国画会会員に迎えられました。その後の1967 (昭和42)年には、《母と子のスペース》で安井賞を受賞するなど、瞠目すべき歩みをつづけました。1年間のヨーロッパ留学では、パリを中心にイタリア、スペインなどを廻り、古典から現代にいたる絵画の歴史をたどり、とりわけキュビスムの作家たちから多くの刺激を受けました。帰国後は、キュビスムから受けた啓示をもとに島田独自の表現を模索し、日本の洋画界に新たな可能性を提示しました。 構築的に画面をつくり上げる一連の仕事が高い評価を受け、東郷青児美術館大賞、宮本三郎記念賞を受賞、1999(平成11)年には、日本芸術院賞を受賞し、日本芸術院会員に任命されました。 このたびの展覧会は、2001年秋に、作家から横須賀市に寄贈された初期作品 《横浜落日》、最近作《窓の外は浦賀水道》などの油彩画、水彩画、素描など75 点に、本市が蒐集した作品を加えた、あわせて100点で 島田章三の画業をたどるものです。

基本情報

期間2002年2月23日(土)~3月24日(日)
休館日水曜日
観覧料無料
会場横須賀市文化会館 市民ギャラリー
主催横須賀市/横須賀市教育委員会