展覧会
岡本健彦展
2003年2月22日 (土) 〜 2003年3月23日 (日)
休館日 水曜日
1960年代のニューヨークに渡り、抽象表現主義やポップ・アートなどのアメリカ現代美術の只中に身を置き、独自の表現を模索した作家、岡本健彦の展覧会を開催いたします。
岡本健彦は1934(昭和9) 年横須賀市に生まれました。敗戦から立ちなおりつつあった1951年、画家を志す高校生だった岡本は、大潮会展に初出品し特選になるといった早熟ぶりを示しました。その後高校在学中に川端実の作品に出会い、その表現の新しさに強い衝撃を受け、卒業後は
川端を慕って多摩美術大学に進みました。
大学在学中は、前衛的な傾向の若手作家で組織したエポックアール展などに作品を発表し、注目されますが、1963(昭和38) 年、ニューヨーク・
ニュースクールに留学し、66年にはブルックリン美術館付属美術学校研究員となりました。足かけ6年間にわたるアメリカ滞在中にネオ・ダダ、ポップ・アート、ミニマリズムや、コンセプチャル・アートといった多様な表現をまのあたりにしながら、自己のスタイルを追求しました。
1968(昭和43) 年の帰国後は、変形させたアクリル板にアクリル絵具で着彩する独自の作風を展開しましたが、その後、作品に物質や空間を取り込むことによって、今までの絵画のメカニズムから切り離された絵画空間を創りあげるという岡本独自の試みをつづけて今日に至っています。
このたびの展覧会では、半世紀におよぶ作家活動のうち、とくに1992年から始まる《風神雷神図》《神楽図》《燕子花図》など宗達や光琳に
取材した作品や、1999年からつづく丸シリーズなど、2003年までの平面、
立体、ドローイングなどあわせて62点によって岡本健彦の世界をご覧い
ただくものです。
基本情報
期間 | 2003年2月22日(土)~3月23日(日) |
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休館日 | 水曜日 |
観覧料(税込) | 無料 |
会場 | 横須賀市文化会館 市民ギャラリー |
主催 | 横須賀市/横須賀市教育委員会 |
関連イベント
岡本健彦によるギャラリートーク
2003年3月8日 (土) 14:00〜
岡本健彦(美術家)