展覧会

ココダココダヨ イキツクトコロハ
最上壽之展

2003年9月20日 (土) 〜 2003年10月19日 (日)

休館日 水曜日


最上壽之は木という素材を知りつくし、木を思いのままに生かしきることにより、自由奔放な中にもどこか日本的な雰囲気をただよわせた作品を数多く発表してきました。木はときに石やステンレスにとって代わることもありますが、それらのすべてに共通したおおらかでユーモアを感じさせる表現は、この作家独自の内的世界から生まれ出たものといってよいでしょう。 最上壽之は1936(昭和11)年横須賀市追浜に生まれ、終戦直後の横須賀の街で多感な少年時代を過ごしました。東京芸術大学彫刻科石井鶴三教室に学び、卒業後はモダンアート協会展をかわきりに、意欲的な創作活動をつぎつぎと展開しました。 1963(昭和38)年には東京国立近代美術館で開催された 「彫刻の新世代展」に若手作家のひとりとして選ばれるなど、 早くから注目を集めました。最上が作家としてのスタートを切った60年代は日本の彫刻の大きな変革期にあたりますが、最上はその時代を切り開いた作家のひとりといえるでしょう。 木にこだわりつつも融通無碍な表現は高い評価を受け、1969 (昭和44)年のサンパウロビエンナーレをはじめ多数の海外展に出品し、また平櫛田中賞など多くの賞にも選ばれています。今回の展覧会では、木と鉄を素材とした新作3点に、1969年以降の作品14点を加えた17点によって、最上壽之の世界をご覧いただくものです。 

基本情報

期間2003年9月20日(土)~10月19日(日)
休館日水曜日
観覧料(税込)無料
会場横須賀市文化会館 市民ギャラリー
主催横須賀市教育委員会美術館開設準備室 

関連イベント

■最上壽之によるギャラリートーク
日時2003年10月4日(土)14時〜
場所市民ギャラリー
参加費/申込方法無料/当日受付

関連イベント

最上壽之によるギャラリートーク
展覧会関連
トークイベント

最上壽之によるギャラリートーク

2003年10月4日 (土) 14:00〜

最上壽之(彫刻家)