展覧会

企画展

花 ―美と生命のイメージ 展

2009年4月11日 (土) 〜 2009年5月13日 (水)

休館日 5月11日(月)


本展は、1920-30年代(大正・昭和戦前期)の近代日本美術における花の表現を軸に、その前後の時代を含む、約120点の花を描いた名品を通して、花をめぐる芸術家たちの思考の足跡をたどろうとするものです。  
花は、古くから、さまざまな図案や絵画の題材に用いられてきました。明治以降の日本でも、花をモチーフとしたさまざまな表現が生まれています。  
芸術家が、しばしば手がける花の写生。それは、多くの場合、単なる形の再現ではなく、いきいきした姿、いわば生気を捉えることに重点を置いて描かれます。そこには、芸術のなかに生命感を呼び込み、生と美とが重なり合う境地に到達しようとする、芸術家の意思すら感じられます。  
本展では、花をめぐる近現代の造形表現を生命と美への憧憬と捉え、近現代の日本の美術作品のなかから、花の写生と、そこから生み出された多彩なイメージの名品(40作家による約120点)を選りすぐってご紹介します。  
絵画のほか、工芸、図案、デザインなどさまざまなジャンルから、花にまつわる優れた表現を集めただけでなく、写生・素描・下絵や、科学と関わりの深い植物図譜なども取り上げています。身近で親しみやすい花というモチーフを軸に、美と生命のイメージを追求してきた近現代日本美術の、優れた成果を一堂にご覧いただける展覧会です。 

基本情報

期間
2009年4月11日(土)~5月31日(日) 
休館日
5月11日(月) 
観覧料(税込)
一般 800(640)円/高大生・65歳以上 600(480)円
*( )内は20名以上の団体料金及び前売料金
*中学生以下および市内在住在学の高校生は無料
主催  横須賀美術館 

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