展覧会
「白髪一雄展」展
格闘から生まれた絵画
2009年10月31日 (土) 〜 2009年12月27日 (日)
休館日 11月2日(月)、12月7日(月)
日本におけるアクション・ペインターの先駆けとして知られる白髪一雄(1924-2008)は、具体美術協会の代表的な画家であり、戦後の美術を語る上で欠かせない存在です。白髪はキャンバスを床面に置き、その上を滑走するようにして足で描くという独自の手法により、力強く躍動感のある絵画を達成しました。その行為と物質が結びついた絵画は、世界的にも高く評価されています。白髪は具体美術協会解散後も精力的に活動を続けていましたが、2008年に惜しまれながらも亡くなりました。
本展では、没後初めての回顧展として、白髪が生前構想していたシリーズ区分による展示を採用し、油彩約50点を中心に展示を行います。これらには、<水滸伝>シリーズや、<中国古代歴史>シリーズといった、白髪の代表作が含まれます。これには、足描きによるダイナミックなマチエールを生かした作品群や、板を用いて絵具の流れを生かした実験作のほか、斧を振り下ろした痕跡を残す《赤い丸太》などをご紹介します。また、それに加えてアクション・ペインティングに至る過程を示す初期の油彩群や、制作の背景を示す資料や映像を併せて展示し、白髪の60年に及ぶ画業の全貌を紹介します。また本展は、関東で初めての本格的な個展となります。
基本情報
期間 | 2009年10月31日(土)~12月27日(日) |
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休館日 | 11月2日(月)、12月7日(月) |
無料開館日 | 11月3日(火・祝) |
観覧料(税込) | 一般800(640)円、高大生・65歳以上600(480)円
*( )内は20名以上の団体料金および前売料金。 *中学生以下および市内在住在学の高校生は無料 |
主催 | 横須賀美術館、白髪一雄展実行委員会 |
助成 | (財)地域創造 |
お問い合わせ | 横須賀美術館 横須賀市鴨居4-1 TEL:046-845-1211 |
図録・カタログ | 会期中、ミュージアムショップで販売(2000円)
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関連イベント
白髪一雄展関連講演会「白髪一雄―人と芸術」
2009年11月3日 (火) 00:00〜
平井章一(国立新美術館主任研究員)
白髪一雄展関連ワークショップ「ひもで、せんを、むすぶ。」
2009年11月7日 (土) 00:00〜
倉科勇三(造形作家、園田学園女子大学講師)