展覧会

企画展

横須賀・三浦半島の作家たちⅠ
原口典之・若江漢字

2011年2月11日 (金) 〜 2011年4月10日 (日)

休館日 3月7日(月)、4月4日(月)


 この展覧会は、戦後の横須賀で作家活動をはじめたふたりの美術家を取り上げ、 初期から最新作までの歩みをご紹介するものです。原口典之(1946-)は、 1977年に国際美術展ドクメンタ6に出品したオイル・プールで、鈍く光る廃油の 油膜に周囲の人物、環境を鏡像として取り込み、新たな空間を作り出しました。 その後も、金属や大量生産された工業素材を用い、時代状況を反映した作品を 制作しています。版画、写真から出発した若江漢字(1944-)は、1982年文化 庁芸術在外研修員として滞独中にヨーゼフ・ボイスを訪問し、その影響のもと立体、 インスタレーションへの取り組みを強めます。近年は平面にも取り組む一方で、 1994年に自宅敷地内にカスヤの森現代美術館をオープンしました。
 今回、巨大な立体作品で知られる原口はWork on Paper(紙の作品)を中心に展示します。 一方、さまざまなジャンルに取り組んできた若江は、写真とともに「近代」をテーマに したインスタレーションを展示します。本展の見どころのひとつは、原口が19歳の時に 制作した貨車をモチーフにした平面作品や若江が1970年代に取り組んでいた写真シリーズ 「見ることと視えること」など、展示される機会が少ない初期作品です。 作家の出発点と横須賀のかかわりを、是非、展覧会場でご覧ください。

基本情報

期間2011年2月11日(金・祝)~4月10日(日)
休館日3月7日(月)、4月4日(月)
観覧料(税込)一般 800(640)円/高大生・65歳以上 600(480)円/中学生以下無料
 *( )内は20名以上の団体料金
 *中学生以下無料および市内在住在学の高校生は無料。身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と付添1名様は無料。
出展作品リスト 180KB

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