展覧会

企画展

横須賀ゆかりの友禅作家
中村光哉展

2017年2月11日 (土) 〜 2017年4月16日 (日)

休館日 3月6日(月)、4月3日(月)


横須賀の港の風景を友禅の技法で表現した、染色作家・中村光哉(1922-2002)。高度な技術に裏打ちされた彼の作品は、優美かつ大胆なデザインと独特な色彩感覚によって、見る者に強い印象を残します。 中村光哉は、後に友禅の重要無形文化財保持者(人間国宝)となる中村勝馬の長男として、東京に生まれました。東京美術学校日本画科を卒業後は、友禅の因襲から意図的に離れ、ろう染めによる黒を基調とした作品を制作しました。この「黒の時代」と呼ばれる頃に、中村は楽器や遊園地といった染色には珍しいモチーフを取り上げながら、独自の画面構成を追及しています。
そうして、ろう染めによって評価を得た中村でしたが、1980年頃を境に、技法を友禅へと転換します。1984年に横須賀市西部の、海をのぞむ高台に住居を移したことによって、モチーフも大きく変化しました。横須賀で制作された、海や港をモチーフとした友禅によって、中村光哉は新境地をひらくことになります。
本展では、横須賀や三浦を描いた友禅にくわえて、水戸市立博物館や東京国立近代美術館などが所蔵するろう染め作品など、約80点の屏風やパネルを通して、色あせないモダンな中村光哉の世界をご紹介します。

基本情報

期間
2017年2月11日(土・祝)- 4月16日(日)
*2月12日(日)は無料観覧日です。
*会期中に一部展示替えを行います。
休館日
3月6日(月)、4月3日(月) 
観覧料(税込)
一般800(640)円、高大生・65歳以上600(480)円、中学生以下無料
*()内は20名以上の団体料金(前売りは11月16日まで)
*高校生(市内在住または在学に限る)は無料
*身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と 付添1名様は無料
*前売り券は美術館受付、横須賀芸術劇場チケットセンター(横須賀芸術劇場1階、横須賀中央駅モアーズシティ1階)でお求めになれます。

≪きもの特典≫
会期中、お着物で観覧された方に 中村光哉展の絵ハガキ2枚セットをプレゼントいたします(なくなり次第、終了)。 お誘い合わせの上、ぜひご来館ください。
主催横須賀美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
共催ライオン、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜、日本テレビ放送網

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平林芳子(友禅作家)

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