展覧会

谷内六郎館

令和4年度第4期 谷内六郎〈週刊新潮 表紙絵〉展
乗り物に乗って

2023年1月7日 (土) 〜 2023年4月2日 (日)

休館日 1月10日(火)、2月6日(月)、3月6日(月)


谷内六郎は、1956(昭和31)年に『週刊新潮』が創刊されたときから、1981(昭和56)年に本人が世を去るまでの四半世紀にわたり、約1300点にのぼる表紙絵を描きました。当館では1年に4回作品を入れ替え、さまざまな切り口から、谷内六郎の表紙絵の世界をご紹介しています。

今回は、2022年が、日本初の鉄道路線、新橋~横浜間の開通(1875年)から150年の年であることにちなみ、鉄道を描いた表紙絵に焦点を当てます。 谷内六郎が活躍した1950年代末から70年代にかけては、新幹線の開通(1964年)と延伸に合わせ、日本各地で、新幹線から在来特急へと乗り継ぐ鉄道網の整備が進められていました。同時に高まっていった人々の旅行熱を背景に、谷内の作品にも、鉄道でお出かけする子どもたちの姿が登場します。 一方で、谷内は、蒸気機関車や山間部の小さな駅廃止路線の駅舎跡といった、郷愁をそそる鉄道風景も多く描きました。その中には、谷内自身の旅の記憶、路面電車や汽車の思い出などが反映されている作品も含まれ、添えられた「表紙のことば」と合わせて見ていくと、20世紀日本の鉄道事情が、ノスタルジーとともに鮮やかに浮かび上がってくるようです。 

谷内六郎《景色が走る》
1967年 ©Michiko Taniuchi
谷内六郎《月夜の標識》 1967年 ©Michiko Taniuchi

基本情報

会期2023年1月7日(土)~2023年4月2日(日)  
開館時間 10:00~18:00
休館日1月10日(火)、2月6日(月)、3月6日(月)
観覧料(税込)
 一般380円(300円)、高校生・大学生・65歳以上280円(220円)、中学生以下無料
*所蔵品展も観覧できます。
*( )内は20名以上の団体料金
*高校生(市内在住または在学に限る)は無料
*身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と 付添1名様は無料
主催 横須賀美術館
出品目録 412KB