展覧会

企画展

運慶展
運慶と三浦一族の信仰

2024年10月26日 (土) 〜 2024年12月22日 (日)

休館日 11月5日(火)、12月2日(月)


12~13世紀の三浦半島で大きな力をもった武士・三浦一族。鎌倉幕府成立前後の彼らの地位を象徴するように、横須賀・三浦半島には一族ゆかりの寺が多くつくられ、当時一流の仏師の手による仏像が安置されました。 うち6躯が国指定重要文化財です。
三浦一族の一人、和田義盛(わだ よしもり 1147~1213)の依頼で仏師・ 運慶(うんけい ?~1224)が制作した阿弥陀三尊像、不動明王像・毘沙門天像(すべて横須賀市芦名、浄楽寺蔵)は、まさにその典型です。
本展では、この運慶作の五つの仏像を中心に、義盛の所持と伝わる薬師如来像(三浦市初声和田、天養院蔵)、三浦半島の宗教的先進性を伝える南宋からの舶来仏で、滝見観音の名で親しまれてきた観音菩薩坐像(横須賀市大矢部、清雲寺蔵)を含め、東国武士の祈りを受けとめた全9躯の貴重な仏像をご紹介します。
なお、本展は「運慶と鎌倉」をテーマに、神奈川県立金沢文庫、鎌倉国宝館とともに開催する連携展示のひとつです。鎌倉幕府と三浦一族、そして運慶が結びつくことによって生まれた、この地域における中世仏教文化の至宝を、館ごとに異なるテーマによって、ご覧いただきます。 


運慶《阿弥陀如来坐像》
1189年、国指定重要文化財、浄楽寺蔵
《観音菩薩坐像》
中国・南宋時代、国指定重要文化財、清雲寺蔵
《薬師如来坐像》
平安時代、神奈川県指定重要文化財、天養院蔵

基本情報

会期2024年10月26日(土)~12月22日(日) 開館時間 10:00~18:00
※無料観覧日:11月3日(日・文化の日)
休館日
11月5日(火)、12月2日(月)
観覧料(税込)
一般 1,000(800)円、高校生・大学生・65歳以上 800(640)円、中学生以下 無料 
*所蔵品展、谷内六郎館も観覧できます。
*( )内は20名以上の団体料金
*高校生(市内在住または在学に限る)は無料
*身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と 付添1名様は無料
※1階で開催している企画展の観覧料は別途必要となります。下記「お得なセット券」の詳細をご覧ください。
会場
地階 展示室5,6,7
主催
横須賀美術館
共催神奈川県立金沢文庫
特別協力鎌倉国宝館
協賛一般財団法人シティサポートよこすか  外部サイト
助成令和6年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業
お問い合わせ先横須賀市コールセンター 046-822-4000(月~金曜日:8:00~18:00、土日祝休日:~16:00)
「運慶展」と「響きあう20世紀美術」のお得なセット券
「運慶展」と「響きあう20世紀美術 彫刻の森美術館×横須賀美術館」(11/16~12/22)のお得なセット券をぜひご利用ください。
※「瑛九ーまなざしのその先にー」とのセット券はございません。

「響きあう20世紀美術」詳細を見る
三浦半島3館連携協力展示「運慶と鎌倉」
  • 鎌倉国宝館「鎌倉の伝運慶仏」 2024年10月19日(土)~12月1日(日)  外部サイト
  • 神奈川県立金沢文庫「運慶ー女人の作善と鎌倉幕府ー」 2024年11月29日(金)~2025年2月2日(日)  外部サイト