展覧会
谷内六郎館
令和6年度第4期 谷内六郎〈週刊新潮 表紙絵〉展
ろうけつ染の世界 新収蔵作品を交えて
2025年3月1日 (土) 〜 2025年5月11日 (日)
休館日 3月3日(月)、4月7日(月)
谷内六郎は、1956(昭和31)年に『週刊新潮』が創刊されたときから、1981(昭和56)年に本人が世を去るまでの四半世紀にわたり、約1300点にのぼる表紙絵を描きました。当館では1年に4回作品を入れ替え、さまざまな切り口から、谷内六郎の表紙絵の世界をご紹介しています。
令和6年度第4期は「ろうけつ染の世界 新収蔵作品を交えて」と題して、ろうけつ染によってつくられた表紙絵原画を展示します。また、昨年度に谷内六郎のご遺族よりご寄贈いただいた、ろうけつ染のハンカチや帯、風呂敷などを併せて紹介します。これらの寄贈作品は、谷内が『週刊新潮』表紙絵を手がける以前から1950年代終わりにかけて、兄・四郎が中心となって経営していた染色工房「らくだ工房」でつくられたものです。ろうけつ染は、溶かした蝋を防染剤として布に塗り、布を染料で染めた後に蝋を洗い流すと、蝋を塗った部分が白く染め抜かれて模様となる技法です。蝋の厚みによって染まる色の濃さに違いが生まれ、固まった蝋にひびを入れると、ひびの部分に染料が入り複雑な模様ができます。そのような技を駆使して、谷内らしい絵柄が表現された作品を、ぜひお楽しみください。
らくだ工房で作業をする谷内六郎
谷内六郎《ろうけつ染ハンカチ》
1949-57(昭和24-32)年、当館蔵、©Michiko Taniuchi
1949-57(昭和24-32)年、当館蔵、©Michiko Taniuchi
谷内六郎《梅林》
1976(昭和51)年2月19日号、当館蔵、©Michiko Taniuchi
1976(昭和51)年2月19日号、当館蔵、©Michiko Taniuchi
谷内六郎《カエルの遊園地》
1979(昭和54)年5月10日号、当館蔵、©Michiko Taniuchi
1979(昭和54)年5月10日号、当館蔵、©Michiko Taniuchi
基本情報
会期 | 2025年3月1日(土)~5月11日(日)
開館時間 10:00~18:00 |
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休館日 | 3月3日(月)、4月7日(月) |
観覧料(税込) | 一般380円(300円)、高校生・大学生・65歳以上280円(220円)、中学生以下無料 *所蔵品展も観覧できます。 *( )内は20名以上の団体料金 *高校生(市内在住または在学に限る)は無料 *身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と 付添1名様は無料 ※企画展チケットでもご覧になれます。 |
主催 | 横須賀美術館 |
お問い合わせ先 | 横須賀市コールセンター 046-822-4000(月~金曜日:8:00~18:00、土日祝休日:~16:00) |