展覧会
所蔵品展
2階ギャラリー・所蔵品による
小特集:朝井閑右衛門が描いた街と人間
2025年7月19日 (土) 〜 2025年11月3日 (月)
休館日 8月4日(月)、9月1日(月)、10月6日(月)
朝井閑右衛門(1901~1983)は、戦後間もなく横須賀市内の田浦にアトリエを構え、約20年にわたって制作した、地域ゆかりの洋画家です。没後の1996年、ご遺族より横須賀市に多くの作品や資料が寄贈されたことが、のちに横須賀美術館が誕生するきっかけとなりました。当館では開館以来、季節ごとにテーマを変えて、朝井閑右衛門の独特の作品世界をご紹介しています。
今回の小特集では、開催中の「山本理顕展」にちなみ、朝井の描いた都市の風景や、都市で営まれる人々の暮らしが感じられる作品をご紹介します。
《東京十二景の内》は、30代の朝井が、銀座にあった先輩のアトリエに居候していた頃に描かれたシリーズです。今よりも広い空や水辺が、都会の風景に豊かな変化をもたらしていました。力強い《電線風景》のモチーフとなったのは、田浦のアトリエから眺めた鉄道の立体交差です。《街頭》では、汐入駅付近にあったE.M.クラブの建物を背景に、人々がさかんに行き交うようすが見られます。晩年の豪華で華やかな画風への兆しを見せる《栄誉人間と人形》にも、遠景として軒を連ねる家並みが描かれています。
展示場所の先にある図書室では、展示に関連する図書などをそろえてお待ちしています。ぜひお気軽にお立ち寄りください。
朝井閑右衛門《電線風景(トンネル)》1952(昭和27)年頃、当館蔵
朝井閑右衛門《街頭》1951年、当館蔵
基本情報
会期 | 2025年7月19日(土)~11月3日(月・祝) 開館時間 10:00~18:00 ※全館無料観覧日:11月3日(月・文化の日) |
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休館日 | 8月1日(月)、9月1日(月)、10月6日(月) |
会場 | 本館2階 ギャラリー(図書室前の無料スペース) |
主催 | 横須賀美術館 |
お問い合わせ先 | 横須賀市コールセンター 046-822-4000(月~金曜日:8:00~18:00、土日・祝休:8:00~16:00) |