展覧会

企画展

正岡子規と美術

2012年2月11日 (土) 〜 2012年4月15日 (日)

休館日 3月5日(月)、4月2日(月)


近代俳句の革新者として知られる正岡子規(1867-1902)は、愛媛県松山市に生まれました。 子規は、浅井忠(ちゅう)、中村不折(ふせつ)ら洋画家と親しく交流し、子規の文学の根本をなす「写生」の理論も、 彼らとの交流の中ではぐくまれたといわれています。
それは、過去の因習や主観を捨て、目の前に見えるものの客観的な描写によって、真実に到達しようとする 思考のあり方であり、明治という時代の精神を象徴するものといえるでしょう。
本展では、子規が自ら描いた絵画作品をはじめ、自然のなかの美を追い求めた明治の画家たちの作品を紹介いたします。

正岡子規 略歴

1867年、愛媛県松山市生まれ。東京での学生生活を経て文学の改革に志し、新聞「日本」の記者として活動。 若くして肺結核を発症、闘病の末、東京・根岸で短い生涯を閉じる。 想像を絶する病苦のなか、俳句・短歌をはじめとする創作をつづけ、多くの随筆・評論を残している。 司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』では、同郷で、のちに日露戦争の立役者となった秋山好古(よしふる)・ 真之(さねゆき)兄弟との交流が描かれている。


基本情報

期間2012年2月11日(土・祝)~4月15日(日)
休館日3月5日(月)、4月2日(月)
観覧料(税込)一般 800(640)円/高大生・65歳以上 600(480)円/中学生以下無料
*( )内は20名以上の団体料金*中学生以下無料および市内在住在学の高校生は無料。
ご案内作品の保護のために会期を5期に分けて展示替えを行います。
お目当ての作品がある場合には、展示期間にじゅうぶんご注意ください。
展示変え予定は こちらでご確認いただけます。(PDFファイル)


出展作品リスト 570KB

同時開催

スペシャルドラマ「坂の上の雲」パネル展 (無料)

2011年までの3年間にわたって放映されたスペシャルドラマ「坂の上の雲」では、松山に生まれた秋山好古・真之の兄弟と、 正岡子規との交友が描かれています。  
写真パネルや撮影に使われた衣裳などで、ドラマの世界をふりかえります。

秋山好古・真之兄弟と正岡子規ゆかりの地 松山コーナー(無料)

4月1日までの土・日・祝日限定で、三笠公園と横須賀美術館を結ぶ無料シャトルバスを運行します。

関連イベント

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2012年3月3日 (土) 00:00〜

松井貴子(宇都宮大学教授)

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2012年3月20日 (火) 00:00〜

復本一郎(神奈川大学名誉教授)